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ほほえみ救急箱〜院長コラム〜 |
タイトル |
記載日 |
お箸で食事が食べられない という 訴えですが どこが悪いのでしょう? |
H21.07.14
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ここ数日 箸が口に持っていけない。そのため 食事がとりずらい、 という訴えで 岐阜外科受診。
患者さんの訴えは 腕が上がらないという訴えではないのですが 箸を使って食べる動作をしていただくと肩の外転、屈曲に制限が.あることがわかりました。 診察をすると 腕が上がりません。そのため箸が口へ持っていきにくいのです(写真左)
診察すると 右の棘下筋にトリガーポイントがありました。(写真中) そこでトリガーポイント注射をおこない続いて棘下筋のストレッチを行いました
その後右の腕は上がりました。(写真右) そして箸でご飯を食べる動作をしていただきました。 楽に右手が口までもっていけて 患者さんは喜びの笑顔。
棘下筋にできたトリガーポイントは肩の外転を妨げますが 患者さんは 日常生活で困っている動作を訴えられます。 私は 患者さん日常生活で何に困っているか、 そしてその動作をするのには どの筋肉が必要か、 それを 考えるのが 一番大切だと思っています。
箸を口へ持っていくには 手首が曲がらないといけない 手関節の屈筋群 肘が曲がらないといけない 肘の屈筋群 腕が上がらないといけない 肩の屈筋群や外転筋群
実際に患者さんに 障害となる動きをしていただく それが 診断への第一歩です。
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