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ほほえみ救急箱〜院長コラム〜 |
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記載日 |
小脳の梗塞で下肢がこわばり 階段が登りにくい? トリガーポイント治療で良くなってしまいました |
H21.02.13 |
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10年ほど前 小脳梗塞を患っている73歳の男性患者さんです。
両側の下肢のこわばり感を自覚してみえました。
階段も途中休みながら登っていましたが 診察すると 両側大腿四頭筋にトリガーポイントが認められました。
そこで トリガーポイント治療(注射とストレッチ)を行ったところ その後は 両側の下肢が
軽くなり階段を休むことなく登れるようになりました。
小脳の梗塞があるからこわばるのではなくて 大腿四頭筋のトリガーポイントのために脚がこわばっていたのですね。
高齢の方で歩行障害を訴える方で たとえば 腰部脊柱管狭窄症とか変形性腰椎症とか診断されている方で
殿部や下肢のトリガーポイント治療を行うと 歩きやすくなる方は以外にも 多くみえます。
それは 画像診断に迷わされた結果だと思います。
腰部脊柱管狭窄症とか変形性腰椎症自体の画像は変わりませんが
筋肉のこわばりはよくなるのです。そして その結果 歩行しやすくなるのです。
歩行障害の鑑別診断に 筋筋膜性疼痛症候群を入れるべきだと思います。
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